フィルムカメラ

使い捨てカメラを安く買う方法から撮り方、現像方法まで紹介!

1980年代に流行った使い捨てカメラ。

レトロでお洒落な写真が簡単に撮れるということで今ひそかなブームになっています。

ただその反面、どこで買えば良いのか、撮った後の現像はどうすればいいのかが悩みますよね。

そんな写真のお悩みに元写真屋のもやしが教えます。

 

使い捨てカメラとは

 

カラーフィルムを装填した状態で売られており準備なくすぐに写真が撮れます。

簡単・手軽な反面、再利用できないため「使い捨てカメラ」と呼ばれています。

撮影が終わった後は使い捨てカメラごと写真屋さんに現像、プリントを依頼します。

 

1980年代より販売が一世を風靡しました。

デジカメが主流になるまでは身近にあったカメラでした。

 

使い捨てカメラを使えば「昭和」が感じられる

使い捨てカメラの魅力は何といってもレトロ感です。

撮った写真を見るとそこには「昭和」の時代を感じられます。

実際にスマホの写真と使い捨てカメラの写真を比較するとよくわかります。

 

使い捨てカメラの写真 スマホの写真

 

使い捨てカメラだけ何だかちょっと色あせているようなレトロな感じが出ています。

一切画像の加工はしておらず、こんな写真が手軽に撮れるのが使い捨てカメラの魅力です。

 

使い捨てカメラの種類は「写ルンです」しかない

一般に出回っている使い捨てカメラは「写ルンです」が主流です。

もっというと「写ルンです シンプルエース」しか生産されていません。

アマゾンなどで検索すると写ルンですの他製品やコダックや他のノーブランドの使い捨てカメラが出てきますが、生産終了されたものになります。

 

購入方法

使い捨てカメラはネットショップおよび写真屋さんで購入できます。

ビックカメラやヨドバシカメラでも買えるので近くにある方はそちらでも購入できます。

 

逆にコンビニ、スーパーには基本ありません。

この記事を書くために数件コンビニやスーパー、ディスカウントショップなどを回りましたが取り扱いは無し。

観光地などではあると思いますが、街中のコンビニ、スーパーではかなりレアな存在です。

 

使い捨てカメラを安く買う方法

ネットショップは100円程度安い

写ルンですの定価は1375円となっており、多くの場合この値段で売ってます。

近くの写真屋さんでも同じ値段でした。

ネットショップで購入する場合は「1245円」(2021年現在)となっているので100円程度安く購入できます。

 

 

メルカリなどで買うと安い

フリマアプリのメルカリやラクマで探すと1000円程度で出品されていることもあります。

ちょっとでも安く買いたい場合はこちらも検討してみましょう。

 

ただし注意が必要です。

フリマアプリの場合、使用期限切れの商品が多く中には20年前の商品も存在します。

使用期限切れの場合、以下の3つのデメリットが考えられます。

遊びで買う分にはよいですが写真がきれいに撮れるか一切保証はありません。

 

フィルムの劣化

フィルムには使用期限があり時間とともに品質が劣化します。

フィルムが劣化すると写真の色合いがおかしくなりきれいに写りません。

全体的に赤みがかってしまったりします。

 

フラッシュの使用不可

使い捨てカメラで唯一電気を使っているのがフラッシュです。

単三電池か単四電池で動いているのですが電池が切れてしまってフラッシュが焚けません。

使い捨てカメラの場合、フラッシュがないと日中晴れている野外でしか綺麗に撮れなくなりますので死活問題です。

 

特殊なフィルムのAPSフィルムを使用

昔の使い捨てカメラの場合、「APSフィルム」を使っているカメラがあります。

ちょっと特殊なフィルムのため現像を出す際にお店で現像できなくて専用のラボに送られるケースもあります。

現像・プリントされるまで数日かかってしまうことも。

 

・APSを使った使い捨てカメラ

 

使い捨てカメラの使用方法

実際に写真を撮る方法ですがいたって簡単。その3ステップを紹介します。

①フィルムを巻まく

写真のダイヤルを右方向に巻き上げ、動かなくなったら撮影が可能です。

②立ち止まってファインダーをのぞく

ファインダーを覗いて被写体を確認します。

この時立ち止まってください。

手振れ補正などないので動きながらとったりすると写真がぶれます。

 

③シャッターを切る

最後にシャッターを切ります。

必要に応じてフラッシュを焚いてください。

 

写真を撮る際の5つのポイント

使い捨てカメラで写真を撮る際のポイントを紹介します。

大きく分けて5つつ。

ポイントを押さえて綺麗に写真を撮りましょう!

 

日中、晴れている野外で撮ると綺麗

使い捨てカメラは日中、晴れている中でとるのがきれいに撮れます。

晴れていれば多少影があっても綺麗に撮れます。

逆に夕方や夜の場合は全く写らないのでフラッシュは絶対使うようにしてください。

※昔は夜もきれいに撮れる製品もありましたが現在は生産終了になっています。

室内で撮る場合はフラッシュが必須

室内の場合フラッシュは必須。

電気をつけていてもフラッシュは絶対焚いてください。

参考写真として比較写真を撮りました。

フラッシュあり フラッシュなし

 

撮った写真は現像するまでわからない

写真を撮ったとしてもプリントするまでどんな風になってるかわかりません。

枚数も27枚程度しか撮れないので1枚1枚慎重にシャッターを押します。

また、よくやる失敗が指写り。レンズに指がかかっているのに気づかずに写真を撮ってしまいがちです。

・思いっきり指が写ってしまいなにも分からない

 

接写(1m以下)だとボケる

使い捨てカメラは接写が苦手でボケてしまいます。

基本は1m以上の距離を取ってから写真を撮りましょう。

 

フィルムを巻く動作が必要

シャッターを切るときフィルムを巻く動作が必要です。

シャッターチャンスの時にすぐに撮れないという失敗もしばしば。

あらかじめすぐに写真を撮れるようにフィルムを巻いとくのがおすすめです。

 

 

使い捨てカメラの現像・プリントについて

撮り終わったらいよいよ写真屋さんに現像に出します。

使い捨てカメラごと写真屋さんに現像を依頼すればOKです。

ただ、写真屋さんでの用語で「現像」と「プリント」って厳密には違った意味を持ってます。

 

・現像:フィルム→現像済みフィルム(ネガ)にする

・プリント:現像済みフィルム→印画紙にプリントする

 

そのため写真屋さんの料金メニューに「現像のみ」や「現像+プリント(または同時プリント)」と表記されてます。

ほとんどの場合、写真も一緒にプリントしてほしいと思うので「現像+プリント」で依頼しましょう。

 

現像・プリントができる場所

写真屋さんに持ち込む

ヨドバシカメラ、ビックカメラ、カメラのキタムラなどの大手の写真屋さんか近所の写真屋さんに持ち込みます。

現像機+プリント機がある店舗であれば最短1時間~3時間程度でプリントまでしてくれます。

その場で現像できない場合は専用のラボに送って対応するため3日程度かかります。

 

ネットで申し込む(郵送)

使い捨てカメラを写真屋さんに郵送して対応する方法です。

様々な写真屋さんがやってますが、楽天市場で最安値だった「カメラのみなみや」さんを紹介します。

料金例:現像+プリント両方で640円+使い捨てカメラ郵送代250円程度(定形外郵便)=890円

※現像後のネガと写真は送料無料

 

 

 

ネットで申し込む場合は送料を確認

自宅からお店までの送料とお店から自宅までの送料の2つが掛かってしまいます。

現像代やプリント代が安くても送料がそこそこかかかるので結構高くなります。

使い捨てカメラを定形外郵便で送るときの送料が加算されますが、だいたい200円~300円で送れると思います。

参考:定形郵便物・定形外郵便物の料金 - 日本郵便 (japanpost.jp)

 

写真をのCD化、スマホに送付もできる

 

使い捨てカメラの写真をCDに書き込むサービスやスマホに転送するサービスも存在します。

プリントするよりも安く、スマホやPCで写真が確認できるのでとても便利。

今はどこの写真屋さんでもやっているので現像を頼んだ写真屋さんで確認してみてください。

 

おおよその料金ですが、CD化及びスマホ転送は600円~1000円前後です。

プリントするより安い場合もあります。

 

まとめ

レトロでおしゃれな写真が簡単に撮れる使い捨てカメラ。

現像・プリントするまでどんな写真ができるかドキドキが体験できます。

スマホやデジカメでは撮れない味がある写真を皆さんも是非撮ってみましょう!

 

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