フィルムカメラ

フィルムピッカーの使い方解説!フィルムのベロだしのコツを教えます

フィルムの先端が中に入ってしまった。

現像時にフィルムの先端を出したい。

 

そんなあなたにフィルムピッカーという道具をご紹介します。

写真屋さんで使っているフィルムの先端を出す道具です。

元写真屋さん勤務のもやしが解説します。コツがありますが慣れれば数秒でできるようになります。

 

まずは実際にフィルムの先端だし(ベロ出し)をやってみました。動画にしたのでご覧ください。

 

 

ちょっとフィルムピッカーが硬かったのでぎこちないですが、ちゃんとフィルムの先端が出ました。

慣れれば数秒でベロ出しが成功します。

 

では、写真で手順を1つずつ解説します!

 

フィルムピッカーの構造

写真のAとBという部分が動かせます。

このAとBをうまく使ってフィルムのベロを出していきます。

新品の場合AとBが硬くて使いずらいですが、何回か動かし行くとスムーズになりました。

フィルムのベロ出し手順

①フィルムにフィルムピッカーを挿入します

写真のようにフィルムピッカーをフィルム(パトローネ)に入れます。

この時、AとBは下のままです。

 

②フィルムピッカーのAの部分を押し上げます

Aの部分を押し上げてフィルムの中に入れます。

なかなかきつくて入りづらい時は一度フィルムを外しやり直してみましょう。

フィルムのつまみを少し回したりすると入る場合もあります。

 

③フィルムのつまみを回して「カチカチ」音で止めます

フィルムの横のつまみを時計と反対周りに回します。

何回か回していると「カチカチ」という音がするのでそこで止めます。

 

ここがポイント!

「カチカチ」音が止まったところでほんの少しつまみを逆回転させます。

経験上、そのほうが成功率が上がります。

 

通常は「カチカチ」音がなったところで止めればいいので、どうしてもベロが出なかったりしたら試してみてください。

 

④フィルムピッカーのBの部分を上にあげます

Bを上にあげます。

Aの時同様、なかなか入らずきつい時はフィルムを取り外して最初からやってみましょう。あきらめて最初からやってみましょう。

無理にやってフィルムを傷つけるのも怖いので安全第一です。

 

⑤フィルムピッカーを抜きます。

フィルムピッカーをゆっくり抜きます。

するとフィルムの先端が一緒にひき出てきます。

 

ここがポイント!

フィルムピッカーを抜くときにはまっすぐ抜かず、反り返しつつゆっくり抜きます。

 

 

ベロが出たら必要以上には出さない

フィルムのベロが出たら必要以上には出さないようにしましょう。

感光といってフィルムは光に当たると化学反応を起こしてしまいダメになってしまいます。

 

ちなみにお店で現像する場合はこの後少しだけフィルムを出し、専用のシート(下敷きっぽいもの)に固定して現像機に入れます。

ご自宅で現像作業等する場合は暗室や暗箱など光が入らない場所で作業をしてください。

 

まとめ

フィルムピッカーという道具をつかってフィルムのベロ出しを行いました。

最初はなかなかうまくいかないと思いますが練習あるのみです。

この記事が参考になれば幸いです。

 

-フィルムカメラ

© 2025 もやしのワークショップ Powered by AFFINGER5